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この記事は2019年8月5日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

香川県下に細菌性食中毒警報が発令中です。食品の取り扱いに注意し、清潔を心がけましょう

今後気温30度以上の日が相当時間継続すると予想されることから、香川県一帯に細菌性食中毒警報が発令されています。

細菌性食中毒の特徴

  • 食品の中で増えた食中毒菌や、食中毒菌が産生した毒素を食べることなどで起こります。
  • 食中毒菌が増えていても、食品の味や臭いを変化させません。
  • 主な症状は、胃腸炎症状(腹痛、下痢、吐き気、おう吐など)や、発熱、頭痛などです。
  • 人から人へ直接感染することはありません。(O157等は人から人へ感染することがあります。)

食中毒を引き起こす細菌の多くは、温度25~40℃、湿度75%以上の環境で急速に増殖します。警報発令期間中は、気温や湿度がともに高くなることが予想されますので、食品の取り扱いに十分に注意してください

夏は細菌性食中毒が発生しやすい季節です。警報発令期間中はもちろん、発令期間が終わっても、引き続き以下の点に注意してください。

家庭内で注意すること

  1. 調理前、食事前、用便後は、手をよく洗いましょう。
  2. 台所は、整理整頓し、常に清潔にしておきましょう。
  3. まな板、ふきん等の調理器具は、よく水で洗って乾燥しておきましょう(熱湯や塩素剤での消毒も効果的です)。
  4. ハエ、ゴキブリ等の衛生害虫は、定期的に駆除しましょう。
  5. 魚介類などは、真水でよく洗って調理しましょう。
  6. 生鮮食品は、できるだけ早く調理しましょう。
  7. 食品についた菌は時間の経過とともに増殖するので、調理したものは早く食べましょう。
  8. 一般的に食中毒菌は熱に弱いので、食べ物はなるべく火を通し、食品の中心部まで十分に加熱しましょう。
  9. 食中毒菌は10℃以下では増えにくくなるので、食べ物は冷蔵庫(10℃以下)または冷凍庫(-15℃以下)で正しく保管しましょう。
  10. 冷蔵庫内の清掃は、定期的に行いましょう。
  11. 井戸水を使用する場合は、殺菌しましょう。

香川県下に細菌性食中毒警報が発令中

繰り返しになりますが、最後におさらいを。

傷みやすい食品は、常温で出しっ放しにすることを避け、温度管理に気をつけてください。

冬場に増加する感染性の強いウイルス性の食中毒と違い、夏の細菌性食中毒はある程度予防することができます。日ごろから清潔を心がけるようにしましょう!

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