この記事は2020年4月3日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
「住まいる館」の全館空調システム「さわぽか」が、想像以上に「さわぽか」だった
ハウスメーカーの「住まいる館」さんから、とある依頼メールが舞い込んできました。
「さわぽか」という新技術の特許を取ったんですけど、その良さをなかなか分かってもらえない。分かりやすく記事にしてもらえないでしょうか?
いや、ネーミングだけで「さわやか」で「ぽかぽか」する、とても良さそうで分かりやすそうな感じが伝わってくるんですが、違うんでしょうか?
ちなみに、今回のメールの送り主はこちら。↓↓↓
住所:〒763-0053 香川県丸亀市金倉町1430-1
電話番号:0120-637-832
営業時間:10:00~18:00
定休日:第2・第4水曜日、木曜日
駐車場:あり
関連リンク:住まいる館公式サイト
まずは解説を聞きに
その「さわぽか」とやらがどのようなものなのか、まずは社長の三木さんに仕組みを説明していただきました。
社長:当社が開発した新技術「さわぽか」は、輻射熱(ふくしゃねつ)を利用したものなんですよ。
Y口:ふくしゃねつ?
社長:輻射熱とは、遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱のことでね。つまり、高温の固体表面から低温の固体表面に、その間にある空気やその他の気体の存在に関係なく、 直接電磁波の形で伝わる伝わり方を輻射といいまして、その熱を利用したシステムなんです。
Y口:なるほど、わからん!
おそらく皆さんそうなるのでしょうね(笑)
これって解説を聞くより体感する方が話が早いんじゃない?ということになり、「住まいる館」のモデルハウスに行き、実際に「さわぽか」なるものを肌で感じてみることにしました。
見に行ってみた
見に行ったモデルハウスはこちら。おしゃれな外観ですね。ですが、今回はおしゃれさよりも「さわぽか」です。
玄関を入れば、案内役の三木さんがいらっしゃいました。同じ三木さんでも社長ではありません。設計やコーディネートを担当されている、社長の息子さんです。
この日は寒の戻りで外は寒かったのですが、玄関を入ってすぐ、「さわぽか」の「ぽか」に身体が包まれました。
間取りや内装やインテリアもおしゃれですが、今日はそっちは関係ありません。興味があるのは「さわぽか」とやらです。かかってこんかい!
・・・そんな意気込みで乗り込みましたが、どこからもエアコンの風が出てないのにぽかぽかする、このいい意味での違和感に、既に「参った」と言いたい気分。
玄関にスリッパがあったのでそのまま履いていたのですが、「スリッパを脱いでしばらく床に足をつけていれば、じんわり暖かくなってきますよ」と三木さん。
そんなん、スリッパ脱いだら寒なるに決まって・・・ホンマや!!
いったい何度に設定しているのかと、エアコンの設定温度をチェック!
「冬場は22度でちょうど良いくらいですかね」と三木さん。
Y口:他の部屋の設定もここでできるんですか?
三木:できます。というか、全館空調なので、エアコン1基で1階も2階も、風呂からトイレまで、全室同じ温度ですよ。
Y口:まじでか!
うわっ、トイレに入っても温度が変わらん!
風呂も脱衣場も!
2階も!なんじゃこれ!
驚く私の横で、三木さんが一言。「お分かりいただけたでしょうか。これが「さわぽか」です。」
いやそんな、メンタリズムみたいに言われましても!
どういうこと?
つまり、これが冒頭で紹介した輻射熱の効果なのだそうです。
輻射熱をものすごくザックリと説明すると、赤外線の効果で、温度の高い方から低い方へ、360度全方向に移動する熱のことです。
熱を持つものは全て、赤外線を出して周辺を暖めます。太陽やたき火などを想像していただくと分かりやすいかも知れませんね。
「さわぽか」は全館空調ですので、冬は家ごと暖めることで、床や壁や天井など、ありとあらゆる方向から赤外線を出して人体を暖めてくれるのです。イラストは豚体ですが。
夏は逆に、全館空調で家全体を冷やすことで、人体から発する輻射熱を、家全体がじんわりと吸収してくれるのです。イラストは豚体ですが。
また、エアコンのように直接風で冷やさないため、部分的に急激に冷えるということもないので身体にもやさしく、「気がついたらさわやかな空間に身を置いていた」状態になるのだそうです。これが「さわぽか」の「さわ」の部分ですね。
なお、全館空調の空気は、各部屋の床にある換気口から、間近に手をかざしてようやく分かる程度のかすかな風で出ています。
電気代が1/4に?場合によっては0円に!?
「さわぽか」の全館空調システムでは、屋外の給気口から取り入れた空気を、地下に設置した全熱交換器で全館に循環させます。
その空気を、地下や天井に設置したエアコンで暖めたり冷やしたりすることで、家全体を暖めたり冷やしたりするのです。しかも、エアコンは24時間つけっぱなしです。また、家全体をカバーするため、エアコンの設定温度は、環境省の推奨する温度(夏は28度、冬は20度)よりも2~3度程度、夏は低め、冬は高めになるそうです。
言われてみれば、冒頭でチェックしたエアコンも22度に設定されていましたね。
Y口:えっ、だったらその分電気代もかかるんじゃ・・・?
三木:それが、太陽光オール電化ですと、一般的なご家庭の1/4で程度で済むんです。場合によってはほぼ0円で済みます。
カラクリがよく分からん!と思って詳しく聞いてみると、こういうことだそうです。
- エアコンは、スイッチを入れた直後の急激に温度を上げたり下げたりする時間が、最も電気の消費が激しい。一方、「さわぽか」は24時間付けっぱなしなので、激しく電力を消費するのはワンシーズンに1回だけ。
- 設定温度まで達したら、エアコンは自動的に止まる。その間の電気代は当然発生しない。
- 気密性の高い家なので、温度が急に上がったり下がったりすることもない。冬場でエアコンを付けなくても15度前後はあるので、エアコンが必要な期間も短くて済む。
- 部屋ごとにエアコンをつけると、当然電気代は×台数になるが、「さわぽか」なら1台でまかなえるのでお得。
- 輻射熱を使っているため、扇風機や床暖房、ストーブ、こたつなど、他の冷暖房器具と組み合わせて使う必要がない。
なるほど、言われてみると納得のいくことばかり。電気代が少なくて済む理由は分かりました。で、0円というのは?
「太陽光オール電化に蓄電池を組み合わせると、実質0円で運用も可能です。売電分がプラスになる人もいますよ」と三木さん。
お客様満足度が最も高い部分、実は・・・
実際に「さわぽか」に住まわれているお客様の満足度が高いポイントを聞いてみると、「湿度がちょうどいい」という声が多いのだそうです。
「さわぽか」の家の湿度は、夏60%、冬50%前後で安定しているのだそうです。
それは、外気を取り入れて屋内に循環させる全熱交換器が、温度と湿度を整えてくれるからだとか。やるねえ。
「さわぽか」の家では、このようなサンルームを設けるご家庭が多いのだとか。なぜなら洗濯物がすぐ乾くから!
この、ちょうどいい湿度も、「さわぽか」の「さわ」の要素です。
空気清浄機も不要!掃除も超楽ちん!
「さわぽか」の家では、この幅木の上にホコリが溜まらないそうです。一般的な家って、ここにすぐホコリが溜まるから、掃除が面倒なんですよね。
こんな感じでホコリが付いた換気口のフィルターを、2~3ヶ月に1回掃除機で吸えばいいだけ。
Y口:2~3ヶ月に1回とな!忘れそうなので、「大相撲が始まったらフィルター掃除」とか、何か定期的にあるイベントに紐付けとく必要がありそう(笑)
三木:あと、基本的に「さわぽか」の家ではホコリが出ません。屋外給気口から外気を吸い込む時にフィルターを通しますので、そこで大きいホコリは当然のこと、細かいものでもPM2.5は98%、花粉は99.8%除去されます。なので空気清浄機もいりません。
Y口:どうりで花粉症の私でもマスク無しで平気なわけだ!それで、普段の掃除はどうすればいいのですか?
三木:屋内に取り込んだ空気も全部吸気口に吸い込まれるので、そこのフィルターに集まります。とは言え、人間が生活する限り抜けた髪の毛など多少のホコリは出ますが、空気の流れによってだいたい同じ場所に集まりますので、フローリングワイパーを軽く掛けるだけでOKです。家じゅうを掃除しても1日10分かかりません。
Y口:家事が楽になるのは嬉しいですね!
三木:やっぱり、ご夫婦で見学に来られた奥さまへの受けが良いポイントのひとつですね。
家全体に空気を流し込む屋外給気口の掃除も、大人の腰くらいの低い位置に付いているので、お子様でも簡単に中のフィルターを取り外すことができます。
掃除の方法は、留め具を外してカバーをパカッと空けて、中のフィルターを取り出して中性洗剤でザブザブ洗って干すだけ。これを2~3ヶ月に1回やるだけでいいのです。
お子様でも取り外すことができるというところもポイントで、お手伝いの一環でお子様にやってもらうのにちょうどいい感じですね。
ちなみにこのモデルハウスのフィルターは、お小遣いをあげてお子様に洗ってもらう時期が来ていました(笑)
エアコンのメンテナンスも超簡単
「さわぽか」ではエアコンを天井か床下に設置しますが、エアコンの掃除もすごく簡単なのだそうです。
このモデルハウスでは、床下に暖房用のエアコンがあり、天井に冷房用のエアコンがあります。
ここを開けると、床下のエアコンがあります。
ここを開けると天井のエアコンがあります。
いずれも簡単にフィルター掃除ができるそうですが、そもそもエアコンのフィルターがほとんど汚れないそうです。人がいない場所できれいな空気を巡回させているだけなので、それもそのはずですよね。床下や天井で24時間利用するにもかかわらず、エアコンのメーカー保証もちゃんと付きます。だって汚れないから壊れにくいので、メーカーさんも大喜びなのだとか。
住まいる館の目指すところは?
この「さわぽか」を作った「住まいる館」の目指すところはどこなのでしょうか。
三木社長に聞いたところ、「ずっと快適で健康に過ごせる家づくり」を目指しているそうです。
実は香川県は、ヒートショックの全国ワースト県というデータもあります。そもそも「さわぽか」の家は、このヒートショックを無くしたいという思いから生まれたものだとか。
ヒートショックとは急激な温度変化により身体が受ける影響のことである。比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがある。高血圧や動脈硬化の傾向がある人がその影響を受けやすい傾向があり、なかでも高齢者は注意が必要とされる。
引用:Wikipedia
ヒートショックを無くすために色々と試行錯誤を重ねているうちに、「さわぽか」という1年中Tシャツで過ごせるような快適な家づくりのシステムができちゃって、特許も取っちゃったというのだから凄いですよね。24時間空調とエアコンをつけっぱなしにしながら快適と省エネを両立させるという、まさに「国の指針の先を行く家」を実現させました。
お気軽にお問い合わせください!
最後に、案内してくださった三木さんに、「住まいる館」をアピールしていただきました。
三木雅弘さんからのメッセージ
今回は「さわぽか」を紹介いたしましたが、「住まいる館」は他にもさまざまな特徴があります。
お家づくりで特に重要なのはプランニングです。「住まいる館」では、プランを1回無料でお作りします。お客様から理想のライフスタイルをお伺いして間取りを作り、分かる範囲内での概算の資金計画もお作りします。先に間取りを作ると、その間取りに合う土地を探すことになりますので、一見難しそうに思われるかもしれませんが、案外掘り出し物の土地が見つかるので、逆に安上がりになることが多いです。
また、毎週土・日曜日には、弊社ショールームにて「お家づくりカフェ」を開催しています。お茶とお菓子を食べながら、専門スタッフに気軽にお家づくりのご相談をしていただける場になっています。今日の私の格好を見ていただければ分かると思いますが、「住まいる館」はとてもラフで親しみやすいスタッフばかりです。友達感覚であれこれ疑問質問をぶつけていただければと思います。1度来ていただいたからと言って、後からしつこい営業等は一切しておりませんので、どうぞご安心ください。
ショールームでは、ハンドメイドの雑貨も販売していますので、お家のインテリアに1つアクセントが欲しい!などという時は、お気軽に足をお運びくださいね!
お問い合わせは・・・
住所:〒763-0053 香川県丸亀市金倉町1430-1
電話番号:0120-637-832
営業時間:10:00~18:00
定休日:第2・第4水曜日、木曜日
駐車場:あり
関連リンク:住まいる館公式サイト