今も語り継がれる伝説の井戸を探せ!

宇多津町 法然 井戸

法然上人が杖をかざすと岩間から清水が湧き出し干ばつに見舞われていた土地の人を助け、そしてその湧き水は今も井戸として残っているという

とある伝説の一節みたいですが、そんなドラクエのワンシーンみたいなことがあるんですかと。でも頭の片隅に残ったまま日々の生活を送るのも気になる性格なので行ってみましょか。

とりあえず伝説を教えてくれた人からもらったワードは「宇多津町」「十楽寺」のみ。少しさみしい武器ですがいつものように無計画で出発!

宇多津町 十楽寺 バス停

「十楽寺」というワードから、お寺の片隅に井戸が残っているのかもしれないと推測し、宇多津町十楽寺のバス停に到着。案の定、辺りを見渡しても寺は見当たらない。住宅が密集した狭い路地の先にある山が怪しいと同伴者が言い出す。

嗚呼、細い路地先の山が怪しいとはワタクシも思ったけど暑いから言わなかったのに・・・

この日の気温は35度。エアコンが効いた車では入れる道なので徒歩で登山することに。
実をいうとこのルートは間違ってまして、行き止まりになったところにまさかの火事で焼け落ちた家・・・予想だにしない景色と恐怖のせいか、体感気温が10度ほどに(笑) さすがにこの気温の中彷徨うのは危険だと、Googleマップで「法然」「井戸」と検索(初めからそうしとけ!)
1秒でわかりました。ここから車で3分、やったエアコン効いてる♪

宇多津町 法然井戸 階段

車幅ギリギリの細い道を上って行き、高架をくぐると急にパッと視界が開けて広めの駐車場が現れ、そこにそれっぽい石の階段が上に伸びています。石階段がお寺ぽいですね〜

宇多津町 法然井戸 石碑

暑さで疲弊した身体に鞭打って上った先には、しっかりと管理されているであろう石碑がありました!段々と井戸に近づいてる手ごたえを感じ、やる気のない曲がった背筋が真っ直ぐになり「井戸はどこ?」立派な石碑には目もくれず周囲を見渡しました。

宇多津町 法然井戸 下り階段

背後付近に藪に囲まれたレベル15くらいで挑戦できそうな下り階段が!
でもこれ降りるの?ここまでで体力の大半を使い切っていたので「お前が行け」と言わんばかりに目を合わす2人・・・

宇多津町 法然井戸

蚊の大群と戦いながらも降りた先には、銅の盾のようなしっかりとした蓋がされている井戸っぽいものがあります!

宇多津町 法然井戸

開くのかどうかわからない蓋を力いっぱい持ち上げてみると、グゥワァ〜ンとなんとも軽々しい音とともにあっけなく開きました。簡単に開閉しやすく作られているという事は、現在も何かの用途に使われてるんですかね?1メートルくらい下に水面が確認でき、現在も水が湧いているようですね。

車に乗り込み、先ほどくぐった高架とは別ルートに行くと細道どころか短距離であっけなく広い道に出られました。行きの道を複雑にしていたのはワタクシでしたね。

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