「あれって何なんなん?」
こう思ってても通り過ぎてしまえばまた明日に持ち越される疑問。
しかーし!何事にも疑問を持てと教育されたワタクシは、通勤路である33号線の宇多津役場付近から見える山の中腹にある「あれ」が日が経つにつれてだんだん気になるようになりまして。
遠目にはタワーのように見えるけど、よーくみると丸いアンテナのような物がいくつか見えます。
距離的に小さく見えるのでこのままのサイズだと子どもの頃に持ってたミニカーを駐車できる立体駐車場のおもちゃにも見えなくもない。ある世代より上の人だと、ウルトラマンの地球防衛軍の基地ですかね?
まあ現実だと何かしらの電波を受信してそうな感じですね。気温が異常に高い時間帯なので、まさかCIAとかFBIとか秘密裏に(秘密裏にしては目立ち過ぎ)何かの調査が行われているのかとくだらない推測をしてました。?
今日こそ解決!と意気込んで冷房のそこそこ効く軽自動車でグングン山道を登り始める!
右に左にクネクネと体感時間にして1時間、実時間10分ほど登ったでしょうか。
「海上交通センター」と書かれた看板を発見。海上交通なのに山に施設?ちょっと違和感がありましたが何かの施設があるのは間違いないと思いそのまま突き進みます。
看板通り行けばたどり着くのかと安心したのもつかの間、人生の分岐点のような分かれ道が現れ、どちらに行くかで車内で揉めた後に、結局違う道を選び引き返すという始末。「人生と一緒で上手くいかないなぁ」と愚痴っていると突如目の前が開け、タワーのような建物が出現!
でかっ!
自分でもびっくりする声量にビビりましたがいつもの平常心をと言い聞かせる。当たり前ですが下から見るよりも大きくて基地感がさらにでてます!いつでもウルトラマンが出動できそうな雰囲気ですよ。
中で働いている方と思われる車が駐車場に20台くらい停まってるのを見て、結構な数のウルトラ警備隊がいるのかと自分だけで盛り上がってます(笑)
そして瀬戸内海を一望できるような眺望が素晴らしい!
いつものようにGoogle先生に教えを乞うと、なんと全国に7箇所しかない海上保安庁管轄の施設だそうです。結構レアな施設なんですね。
どんな働きをしてるかを簡単に説明すると「船が安全に航行できるようにすること」です(想像の上をいく簡潔さ)。とても重要な施設じゃないですか!なるほど、それで瀬戸内海が一望できる場所にあるわけですね。
毎朝この山道を出勤するの大変だろうなぁと他人事のように考えながら、瀬戸内海の眺望を満喫し、あまりじろじろ覗いてお仕事の邪魔をしてはいけないのですばやく帰路に。
まるつーでも以前職場体験の記事を掲載してました!
宇多津町で「『海の管制官』ワークショップ(冬季)」が2023年12月1日(金)~2024年2月29日(木)まで開催される!運用管制官の職場・業務を体験できるみたい
ありますよ