丸亀市民ひろばで2024年8月23日(金)に開催される「ビールとドイツ音楽の夕べ」についてご紹介します。
約100年前、丸亀にいたドイツ兵俘虜たちが奏でた音楽や収容所生活を今に伝えるため「ビールとドイツ音楽の夕べ」が今年も開催されることになりました。
開催日時
2024年8月23日(金) 18:30~21:00
※食べ物バザーは17:30~
開催場所
丸亀市民ひろば (丸亀市大手町2丁目2)
※雨天時はバザーのみ丸亀市民ひろばで開催
入場料
無料
イベント内容
出演者
- 三代目丸亀城お笑い人力車芸人 大木 亀丸(司会)
- 丸亀収容所合唱団「フロイデンコール」
- 丸亀市民吹奏楽団、綾歌吹奏楽団、丸亀シティフィルアンサンブル(MCO)ほか
演奏
本願寺塩屋別院で演奏した曲目を交えて演奏します。
食べ物バザー
本場ドイツの食「生ビール、ソーセージ、パン等」を味わえるフードが集まっています。丸亀市内に居ながらドイツの食文化に触れられる一夜になりそうですね♪
ドイツ兵俘虜関係パネル写真展及びドイツ紹介
日本最初の「第九」演奏に多大な影響を与えたであろうと思われる丸亀ドイツ兵俘虜の音楽活動等の研究資料とドイツ国の紹介を行っています。
ドイツ・ビリッヒ市との交流展
姉妹都市提携調印 (2023年7月8日)後の丸亀市とドイツ・ビリッヒ市との交流の様子を写真資料等を展示してます。
現在も丸亀市とドイツは関わり深い国なので、イベントに足を運んで知識を深めてみるのも面白そうですね。
丸亀式挨拶
Freundlichst und mitleidsvoll willkommen.
「大いに友好的に、かつ同情を込めて歓迎します。」
1914年11月16日に多度津港から花輪で飾られたこのメッセージの看板で、地元住民に歓迎されて丸亀収容所へ到着しました。ドイツ兵俘虜を感激させたこの言葉は、「丸亀式挨拶」として、俘虜たちの記憶に永く残り語り継がれていったそうです。
丸亀ドイツ兵俘虜の活動
丸亀ドイツ兵俘虜には音楽活動以外にも様々な権利が認められており、望むものを自由に買うことができたのもそのひとつで、その俘虜のひとりであったヨハネス・バールトによると、収容所で日常的にビールを飲むことができたようです。彼の手記には「多数の大瓶が毎日空けられた。ビールが我々の通貨単位になってしまって、結局我々はもう何でも瓶入りビールの通貨でしか計算しなくなった」とあります。
規律の中にもお互いの文化や習慣の違いを尊重し、自由を認められていたことが現在に繋がっているのかもしれませんね。
かつてこの丸亀で音楽やビールを楽しみ、文化的な交流が見られていた当時の俘虜達に思いをはせながら、丸亀城を眺めつつドイツの文化に触れてみてはいかがでしょうか?
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中讃地域のイベントまとめ
開催日時:2024年8月23日(金) 18:30~21:00
※食べ物バザーは17:30~
開催場所:丸亀市民ひろば
所在地:〒763-0034 香川県丸亀市大手町2丁目2
お問い合わせ先:0877-86-6800
関連リンク:綾歌総合文化会館アイレックス公式サイト
※開催日時等は記事作成当時のものです。