善通寺に「火上山(ひあげやま)」という、なんとも物騒な名前の山があるのをご存知でしょうか。今にも噴火しそうな名前の山ですがたしか県内には活火山はなかったかと。ただし名前に関係なくこの日の気温は36度オーバー、すでに身体が燃え尽きそうです・・・
今回はこの山の中に人の顔をもつ人面岩があるということでそれを探しに来たんですが、少しでも歩くのを避けたいのでキンキンに冷えてる車で行けるところまで登ることに。
狭い道でほとんど交通量がないところでも一応車で行けるところなので、生い茂る草木の合間に人工物に出会うこともあります。
特異な物を探してる私達にとっては無理から何か意味深な鳥居と神社と思い込んでしまいます(笑) しかしこんな山奥で誰が管理してるんでしょ。
今度は灯籠!?のようなものが出現しました。
周囲はほとんど植物ばかりなのでこういうのを見つけるだけで「おっ」とリアクションが出ます。
「あっ!これは!」
思わず心の声が漏れました。こいつは赤い彗星!いや、勝手に呼んでるんですけどね。
テンションのあがるガンダム世代の運転手(笑) 助手席の方はガンダムを通ってないらしく、いたって冷静に「この時期の池は全部赤いのか?」などと暑さで棒読み気味に身もふたもない感想をつぶやいてました。
赤い池に関する記事はこちら↓↓↓
山林の赤い謎!
流されまいと、よく見たら池の中央には強力な武器が入ってそうな宝箱のようなものが!と一人まだテンション高く保持して探索を続行です!
池の畔に「古墳・遺跡・案内」なる看板を発見。
けっこう端折って紹介してますが、ここにたどり着くまでも先が読めない道路なので不安がつきまとうんですよ。そんな時にこういう看板は安心材料になります。
しかし町中みたいに目印があるわけでもなく、案内看板を見てもざっくりな説明なので雰囲気進行になるんですよね。
でも案内には現在目の前にある赤い彗星の「スズメ池」とそれに沿った先に人面岩と表記してるのでそれを信じて行ってみることに。
強力な武器が入ってそうな宝箱みたいなものを横目に畔を奥へと進みます。池を超えるくらいになると車では無理なくらいの細道と悪路なので渋々徒歩に・・・
「おい」
さっきまで悪路でも道があったのに急にこの草原ですよ。この先はさらに深い草原というかゴツい木で行く手を遮られてます。気づいてるけど認めたくない言葉
「戻るの?」
スマホを取り出し「人面岩」を調べると
「火上山に向かって畑の間を進んでいく」
RPGの町人が話すような抽象的なヒントを頂きました!
やる気が少し回復したので別ルートに挑戦です♪
いったん下山して麓にある「五岳山縦走ルート」という看板を発見しました。これ見るとどうやら歩いて登れるルートがあるみたいですね。ただ、板の道標に55分と書かれてるのが気になりますがそこは見なかったことに(笑)
右を見るとたしかに畑がありますね。でも畑の「間」なの?「横」という表現が合ってそうですが、間といえば間かなぁと言い聞かせるようにして進みます。
舗装された道がなんとか確認できるんですが、サイドからの草木のアピールがすごすぎて徐々に先の様子が確認しずらくなってきました。
ジャングルなんかでナイフでスパッと切ると口を潤す水分が出てくる枝みたいなのも横から出てきてます。
急に現れた貯水槽!? 人工物ですが何のためにあるんでしょうか。
ちなみに夏場で植物が生え揃ってるからでしょうか、足元はこんな状態で道はほとんど見えなくなってます。
ここでいきなりスコーンと空間が出てきました!人の手が入った石垣や大きめの岩もちらほら見え始めて頭の中ではプロジェクトXの音楽が流れ始めました(笑)
水辺が近いのかこの付近になると蚊の大群にも襲われ始めてます。
けっこう大きい石が転がってるので角度を変えてみると人の顔に見えるのかなと思いながら覗いてみましたがいたって普通の石です。暑さと疲れで途中から切れ目やへこみを利用して「顔に見えなくもない」と結論付けしそうになってますし。
少し視界がよくなった時によく見たら橋のようなものが出てきました。見えますか?落ち葉や雑草で覆われてるので見えづらいですがたぶん橋だったんじゃないですかね。
その橋のようなものを渡ってみると予想もしない池が現れました!周囲は不気味でも池だけは木々の間から射す光が神秘的で癒やされてます。パーと光が降り注いで体力回復してほしい・・・
ただ、この先は進路が見つからず、さらに湿気と虫の集まりでこれ以上は進めないので先ほどの案内のところまで戻りましょうか。
戻ってる最中、懐かしいものを発見!
WALKMANⅡ!
1981年発売の昭和の名機、SONY「ウォークマンⅡ」ちょっと説明くさくなりましたが、こんなところで出会うとは(笑) 登山中に落としたんでしょうか?だとしたら何年間ここにあったんでしょうね。
人面岩は見つけられませんでしたが個人的にはそれよりもうれしかったものが最後に見つけられました♪
人面岩、見たことがある方は誰に似てるかだけでも教えてほしいです。
ありがとございます