丸亀城の石垣復旧作業もいよいよ大詰めを迎え、2024年8月20日(火)から積み上げ作業がスタートしてるそうです!
2024年8月22日(木)の様子
今から6年前の2018年にあった西日本豪雨や台風の影響で丸亀城の南西側の石垣が崩落してしまい、当時衝撃を与えてましたよね。その後、2016年3月で閉鎖した丸亀市城内グラウンド全面を使って更なる被害拡大を防ぐための応急対策工事、崩落土や崩落石の撤去と回収を行う工事が始まりました。
2019年の「第1回丸亀城現場見学会」の様子はこちら↓↓↓
丸亀城石垣崩落現場で9月14日(土)に「第1回丸亀城現場見学会」が開催される。参加希望者は要予約(9月10日(火)締切)なのでお早めに!
石垣の復旧作業が進んで行く中で、石垣内部に残された「埋没石垣」の存在や、三の丸石垣が地中部深くまで続いていることなど、対処しなければならない想定外の問題がいくつも浮上して、予定より3年先の2028年3月の完成を目指して作業が進められてます。
埋没石垣の発見
ですが、崩落したことで江戸時代の石垣崩落を裏付ける構造物「埋没石垣」と石垣最下段の根石や基礎構造が確認されたことで、地中部深く続く三の丸石垣が高さ31mの石垣であったと新たな歴史的発見となりました!崩落しなければ知ることができなかった事実に、歴史のロマンを感じますね♪
「埋没石垣」はPR館横に再現展示されていて、その近くに説明書きもあったのでこの機会に読んでみてくださいね!
積上げ作業はどこから?
江戸時代の人々が築き上げた、高さ31メートルの巨大な石垣の積み上げ作業がいよいよ始まりました!石垣の復旧事例では日本で初めての高さで、この石垣を築いた当時の匠たちの技術力と、その石垣を築く大変さを体感するほどの難工事が予想されてます。
素人が見ても気の遠くなりそうな作業ですが一体どこから積み上げるんでしょうか?実際見に行ったもののよくわからなかったのですが、OHK公式Youtubeチャンネルで紹介してくれてました!
帯曲輪(おびぐるわ)と呼ばれてる一番外側の角部分から積み上げてるんだそうです。
重さが約3トンにもなる1つ1つの石材をクレーンで慎重に持ち上げられ、積む際にその角度や位置を石工たちの高度な技術を駆使して、微調整しながら作業を進めているそうです。
クレーン車なんてなかった江戸時代、一体どれだけの人でどうやってこんな石垣を積んだんだろう?と、これほどの石垣を築き上げた技術力には、ただただ驚くばかりです。
まだ遠くからでは見えずらい位置ですが来月以降になれば新たな石垣の角が見えてくるかもしれませんね♪
◇ 丸亀城
所在地:〒763-0025 香川県丸亀市一番丁
関連リンク:丸亀市公式サイト