坂出市のとある道を通行中にいい感じのレトロな建物を発見しました。白っぽい木の外壁、瓦屋根の雰囲気は間違いなくワタクシが好きなレトロ感です!
すぐ目の前で距離も近そうだし入り組んだ田んぼ道に入って現場へ急行・・・しようとしたものの直行で行けそうな道が見当たらないので、仕方なくいくつかの建物や田んぼを通り過ぎたところにある細道から向かいます。建物はづっと近くに見えてましたが不慣れな田んぼ道なので、何度も行き止まりの刑に処されては引き返すを繰り返してなかなか目の前に現れてくれないので心折れかけました(汗)
もうね、苦労してたどり着いたのでテンション高めですよ。外壁の塗装の擦れ具合がいい味を出してます!中から以前取材した滝宮駅も同じような雰囲気で、あちらはレトロで可愛い感じでしたが、この建物からはずっしりとした重厚感を感じるんですよね。
中からハイジのアルムおんじが出てきそうです。柱の造りなどは普通の民家ではまず見ないような装飾が施されていて、当時は重要な建物だったのかと。
窓のサッシは建物と比べると新しいので窓枠だけ新調したんでしょうね。釘もあとから打ち付けられたように半分頭がでています。古いものと新しいものではフィットしなかったんでしょうか。
ドアノブだけ丸くて可愛いらしさを主張しています。
暖簾でもかけていたような金具が玄関の上に残ってます。もし飲食店だとしたら建物の造りから高級料亭だろうなと勝手に想像してますがまずありえないでしょう。
全体的には壊れている部分などは無いように見えますが、よく見るとやはり所々に年期を感じるような傷みがありますね。
まさか当時のままって事はないでしょうけど、トイレも現代ではあまりみないような形です。ある年代以上の方は懐かしく感じるんじゃないでしょうか?
建物だけでなく庭の方には灯籠や木の電柱があったりして、建物の歴史にさらに深みを与えてますね。倒れる危険性があるのか電柱は石の柱に大きなボルトで固定されてました。
重厚感を感じるとか高級料亭だとか考察してましたが、調べてみると明治24年に建てられ坂出警察署として利用されていたようです。警察署だからなにか威厳みたいなものをずっと感じていたんですね。料亭って・・・
昭和11年にこの場所に移築されてからは地区の集会所として今でも現役で活躍してるんですね。
教えてください!
県道16号沿いです。