2025年4月13日、EXPO2025大阪・関西万博が開幕しました。
これから10月13日(月・祝)までの半年間、大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲で「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催されます。約160の国と地域が参加予定で、来場者は1日最大23万人、会期中に約2,820万人を見込んでいます。
各国や企業が出展するパビリオンでは最新のデジタル技術を活用した展示が行われ、持続可能な社会や医療の未来などを体験できるとなると、これはもう行ってみるしかないでしょう!
とりあえず行ってみようか
散歩がてらみたいなノリで書いていますが、実は万博会場へのアクセスは超不便。
鉄道を使おうとすると、会場と隣接している駅は大阪メトロ中央線夢洲駅のみのため、どうしても人が一極集中して大混乱を招いているそう。
会場に2つある入場ゲートのうち、東ゲートは夢洲駅と隣接しているので終日激混みなので、現状はバスが乗り入れている西ゲートからの出入りがスムーズでオススメです。
さて、行くとは決めたものの、香川県の、しかも中讃地区からバスに乗って日帰りでとなると「各社のツアー便に応募するしかないか・・・」「でも、ツアー便は行動が制限されて不便だしな・・・」などと思いながら足を探していたら、あるじゃないの、我らがフットバスの直通便が! しかも万博の入場券がセットになったプランが!
ちなみにフットバスとは、高松エクスプレス株式会社が運行している高速バスのこと。フットバスの名の通り足が描かれた車体で、とにかく安くて便利なので、関西へ行く時にはお世話になりまくりの交通手段ですが、しっかりと万博もカバーしてらっしゃいました。さすが!
フットバス万博直通便のここが凄い!
では、実際にフットバスを使って万博に行ってみた私が、「フットバスの万博直通便を使って良かった!」と思うところを挙げていきます。
万博の入場券がセットになってる
まずはこれ。何よりこれ。万博へ行く日が決まれば、その日に合わせてフットバスの予約をするだけなので本当に楽です。
チケット購入後、速やかに大阪・関西万博公式サイトで来場日時予約をお忘れなく。バスに乗って大阪まで行ったけど会場に入れない、なんてことになります。
ゆったりしたシートで快適な道中
座席は、行きが4列シート、帰りが3列シートでした。
そもそも手ぶら日帰り旅なので荷物もないですし、人間ひとり座るだけなのでスペースは十分あります。軽食の持ち込みも可で、行きの朝食はコンビニで買ったサンドイッチを車内で頬張りました。
帰りはお土産があったので荷物と一緒でしたが、3列シートでゆったりしていて、万博会場を歩き回った疲れからか、ぐっすりと眠っているうちに香川に帰り着きましたよ。なお、行きも帰りも室津PAで10分間の休憩があります。もちろん休憩時間まで待たなくても車内にトイレも完備しています。
「4列シートはちょっと窮屈かな」という方向けに、運転手さんから聞いたオススメの座席をお教えします。
座席番号3,4,5番の通路側の席。
1番揺れが少ないエリアで、しかも足を通路に投げ出して逃がすことができるので、4列シートでもゆったりできるのだとか。
逆に最前列は狭いので、前を見たい方以外にはあまりオススメできません、とのことでした。ご予約の際の参考にどうぞ。
空いてる西ゲートを使える
大阪・関西万博で西ゲートを利用するメリットは、主に「アクセスの良さ」と「混雑回避」にあります。
バス以外の来場者が全部東口に殺到するため、西ゲートは待ち時間や入場の混雑リスクを軽減できる点が大きな魅力です。とにかく、中に入らないことには話になりませんのでね!
西側エリアにお目当てパビリオンがある場合は、スムーズに観覧をスタートできるメリットもあります。西から東へと効率的に周れるよう、パビリオンを予約しておきたいところですね。
手ぶらで行ける日帰り便
万博会場内は、幅60cm・奥行90cm・高さ40cmを超えるハードケースやスーツケース、キャリーケース等の持ち込みは厳禁となっています。つまりは、泊まりがけで行くと荷物の扱いに頭を悩ませる必要が生じます。
その点、フットバス直行便なら朝行って夜帰れる日帰り便。会場内は全てキャッシュレス決済ですので、スマホ1つあればどうにかなります。本当に散歩がてらなノリで行けますよ♪
もちろん、各バス停の駐車場も無料(高松中央インター南駐車場は48h無料)。コスパ最高です。
万博を満喫できる9時入場21時退場が可能!
大阪・関西万博は、入場を完全予約制にして「並ばない万博」を売りにしていますが、万博会場は昼前から夕方まで著しく混雑しますので、実際はそれなりに並びます。ですので、予約していないパビリオンをなるべく多く周るなら、空いている午前中と夕方以降が勝負です。
万博の営業時間は、9時から22時まで。パビリオンは9時から21時までです。つまり、万博を満喫しようと思うと、朝イチで入って夜までいるのがマストなのです。
フットバス直行便は朝8時27分会場着。そう、朝イチの9時入場が可能なんです。しかも帰りの最終便は21時5分発ですので、パビリオンが閉まるギリギリまで滞在できます。
営業時間をフルに使ってパビリオンを巡り、帰りは西ゲートから出たらすぐにバスに乗れるという超効率的な行動がとれますよ!
車内はWi-Fi完備!座席ごとにコンセントもあるよ
スマホだけがあればいい、とうことは、逆に言うとスマホが命綱になるということ。うっかり充電切れにならないように、事前に車内でバッテリーを満タンにしておきたいところです。スムーズに会場へ入場するためにQRコードが入ったデジタルチケットのスクショを用意することも忘れずにしないとですね。
また、会場を効率よく周るためには、あらかじめ行動をシミュレーションしておいた方がいいでしょう。万博公式アプリを始め、万博ガチ勢が発信しているSNS情報のチェックなどは、行きの車内でやっておくことをオススメします。
これらの準備行動も、車内に完備されたWi-Fiと座席のコンセントで、たっぷり時間のある道中に思う存分やってください。
加えて言うと、会場内でスマホのバッテリー切れ、という悲劇を起こさないためにもモバイルバッテリーの持参は必須かも。
カーテンでプライバシー対策。寒さ対策にひざ掛けも完備
私が行ったのは4月でしたが、朝はまだ寒く、ひざ掛けが必要だったくらいです。夏はエアコンに弱い方はひざ掛けが必須かも。
3列シートの車内はカーテンを引くとほぼ個室化しますので、プライベートな空間でゆったりとくつろげます。
で、万博はどうだったの?
何だかんだで楽しかった!
画像でザックリ振り返ると、こんな感じでした。
予約した段階で9時入場が満員になっていて、バス到着後無駄に1時間以上並ぶ羽目にはなりましたが、フットバスの運転手さんと雑談したりして過ごしていたのでそれも苦にならず。
10時に入場した後は、万博アプリで当日予約できるパビリオンをチェックして予約を入れ、空いた時間に散策したり食事をしたり、並ばずに入れるパビリオンに突撃したりして、思っていた以上に充実した時間を過ごせました。
帰ってから「行っときゃ良かった」と思うパビリオンも多く、ちゃんと事前予約して、あと何回か行きたい。もちろんフットバスで。
なお、会場は修学旅行や遠足の学生が尋常じゃないくらい多く、お土産物売り場がとてつもなく混雑していました。ここから2度と出れないんじゃないかと思ったほど。皆さんが行かれる際は、早めにお土産を買うか、いっそのことお土産など買わないか、事前に考えて行かれた方が良いかもしれません。
帰りは大阪駅前バス停から大阪うどん線の通常ダイヤ便を利用することも
「最終便は遅すぎるので、もう少し早く帰りたい」という方は、万博会場から大阪駅前バス停まで出ていただいて、早めの便で帰ることも可能です。
私も取材時は、翌日の早朝から仕事があったため、帰りはあえて早めの便でチケットを取りました。が、万博を甘く見ていました・・・。
前述した通り、お土産物屋さんに入ったきり出られなくなり、ダッシュで東ゲートに向かうも、途中でどこかの国の要人御一行に道を遮られて再び身動きが取れず・・・。
ようやくたどり着いた夢洲駅は人がいっぱいで1本やり過ごしてから乗ることに。しかもここでスマホのバッテリーが切れてフットバスさんと連絡を取れなくなり、地下鉄を乗り継いで梅田駅から地上に出て大阪駅にたどり着くも、今度はバス停の場所が分からないというてんやわんやでバスを2本乗り過ごしました。幸い、次の便に空きがあったのでチケットを取り直して帰れたものの、これなら最後までいた方が良かったと思えるくらい疲れました。次に行く時は絶対に最後までいよう。夜のイベントの方が面白そうだし。
という訳で、東ゲートから出て通常ダイヤ便で帰る場合、想定よりだいぶ早めに万博会場を後にした方がいいと思います!
フットバス&万博セット券ご利用の流れ
フットバス&万博セット券購入の簡単な流れは以下の通りです。
詳しくは、高松エクスプレス公式サイトをご覧になるか、フットバス予約センター(087-874-7777)へお気軽にお尋ねください。
料金表(2025年4月現在)
平日 | 土日祝日 | ||
---|---|---|---|
大人 18歳以上 |
平日限定プラン | 11,800円 | -円 |
一日券プラン | 12,900円 | 14,500円 | |
中人 12~17歳 |
平日限定プラン | 9,500円 | -円 |
一日券プラン | 10,700円 | 11,400円 | |
小人 4~11歳 |
平日限定プラン | 5,200円 | -円 |
一日券プラン | 5,700円 | 5,700円 |
所在地:〒769-0104香川県高松市国分寺町新名50-2
電話番号:087-874-7777
関連リンク:高松エクスプレス公式サイト
※開催期間中の営業時間等は記事作成当時のものです。
本当に神ですね!フットバス!
ガソリン代も高騰していますが頑張って欲しいです(><)