この記事は2019年8月30日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
水野瑠見さん(丸亀高校OG)の小説『十四歳日和』が8月22日に講談社から出版されてる。第59回講談社児童文学新人賞受賞作品
丸亀高校OGの作家・水野瑠見さんのデビュー作『十四歳日和』が、8月22日に講談社から出版されています。
とある田舎町の中学2年のクラスメートたちを描いた群像劇で、子どもでもなければ大人でもない、思春期の少年少女たちの揺れ動く心理描写を通して、彼らの成長と葛藤を鮮やかに活写している作品です。
大人が読んで若かりし日々を思い出して甘酸っぱい気持ちになるのもいいですが(少なくとも私はなりました)、ぜひ中学生の皆さんに読んでいただきたい本です。色んな悩みを抱えて生きている中学生の皆さんにとって、そっと寄り添ってくれる1冊になると思います。
作品の舞台は、水野さんの出身地の三豊市っぽい感じの街です。また次回作以降で、ぜひ丸亀を舞台にした作品を書いてほしいですね!
※8月29日現在で、丸亀近隣の書店には「宮脇書店丸亀バサラ店」に2冊在庫があった程度で他店では見当たりませんでしたので、ご購入の際はネット書店を使った方がいいかも知れません。電子版もあります。詳しくは講談社BOOK倶楽部公式サイトをご確認ください。
書影
内容
本当の自分を探しに行く! 十四歳の一年間を瑞々しく描く、オムニバス。男子も、女子も、みんないろいろ抱えてる。
1 「ボーダレスガール」 いけてるグループに入れた葉子だが、本当の自分の居場所はここではないって気づいてる。でも、現実は甘くなくて…。
2 「夏色プール」 たけるは、水泳クラブで小さなころからずっと芙美といっしょだった。でも芙美に好きな人できてから、調子がおかしくなったのだが!?
3 「十四歳エスケープ」 すごく軽い気持ちで応募したオーディションの一次審査に通った、律。その日から世界が変わってしまった。でも私、本当にアイドルになりたいの?
4 「星光る」人当たりは悪くないし、勉強だって頑張っている、大地。でも謎めいた学年1位にどうしても勝てない…。だれなんだ、1位は?引用:講談社BOOK倶楽部
製品情報
タイトル | 十四歳日和 |
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著者名 | 水野瑠見 |
発売日 | 2019年08月22日 |
価格 | 1400円(税別) |
ISBN | 978-4-06-516672-7 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 242ページ |
著者紹介
1990年生まれ。香川県出身、大阪府在住。関西大学文学部初等教育学専修卒業。『十四歳日和』で第59回講談社児童文学新人賞受賞。
引用:講談社BOOK倶楽部