この記事は2020年3月20日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
丸亀城の桜、そろそろ咲きそう。ところで3年前から開花基準木が変わってたの、知ってた?
だんだんと気温も暖かくなり、春めいた日が続くようになってきましたね。
「これはもう、お城のソメイヨシノも咲いてるんじゃないか?」と思い、丸亀城まで足を伸ばしてみました。
つぼみの様子(3月19日現在)
開花基準木
丸亀市が桜の開花宣言の目安に使う開花基準木のつぼみはこんな感じ。まだもう数日かかりそう。
この開花基準木は、丸亀城内観光案内所の東側にあります。
ちなみに去年(平成31年)は3月26日に開花したそうです。
開花基準木の場所は、地図だとこちら。↓↓↓
なお、高松地方気象台が香川県の開花宣言に使う県の標本木は、栗林公園内にあります。こちらはあくまでも、丸亀市が独自に開花宣言の目安にしている基準木です。
名前も県のは「標本木」、市のは「基準木」と微妙に異なります。
旧開花基準木
長く丸亀に住んでいる人なら、「開花基準木って旧遊園地前になかった?」と思われるかも知れません。
その通り、以前はこの木が開花基準木でした。
立派な木でしたが、老齢化が進んで腐り始め、幹や枝にきのこ類が発生していたため、現在はバッサリ切られてこんな姿に。
基準木の座も、平成29年から現在の木に譲っています。
往時を知る者からすると無残な姿となっていますが、それでも健気につぼみを付けていました。新基準木よりもこちらの方が開花は早そうですね。
基準木の向かい側にある花壇には、川西町の「萬象園」の園生の皆さんが大切に育てているパンジーが、一面に綺麗な花を咲かせていました。ここにも春が。
ちなみに、旧開花基準木の場所はこちら。↓↓↓
うるし林の桜
例年なら多くの花見客で賑わううるし林の桜のつぼみですが、だいたい新基準木と似たような硬さでした。ですが、早いものはもうすぐ花開きそうな雰囲気でしたよ。
城内の様子
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、城内の施設はこの通りどこもかしこも閉まっていますが、意外と多くの人が城内を散策していました。
取材当日はぽかぽかと暖かく、お散歩日和でしたしね。家で悶々としているよりは、おひさまの下を歩いた方が健康的かも知れません
石垣復旧工事も着々と
世間がコロナだ桜だと言っている間も、石垣復旧工事は着々と進んでいます。
クレーンでひとつひとつ石垣を旧城内グラウンドに下ろし、
順番に並べていき、
ナンバリングする、という地道な作業をされていました。この後、石垣を1個1個調査していくのだそうです。
お城へ桜を見に行った時には、ぜひこちらにも足を伸ばし、丸亀城の現状を確かめてみてくださいね。
丸亀で育った人なら、『丸亀おどり』の「お城の桜が紅つけりゃ~、丸亀城から春がくる~」という歌詞を耳にタコができるほど聞いてきたと思いますが、今年もまさにそんな季節がやってきました。今回はとても厳しい試練を課された春ですが、自然界の生命力を見習いながら、力強く立ち向かっていきたいものですね!