坂出市「御供所公園」閑静な公園で異彩を放つSL機関車

坂出市 御供所公園 SL

「さかいで~さかいで~」坂出駅に到着しました~降り口は左側です。次の駅は「かもがわ~」。宇多津から坂出の御供所公園まで蒸気機関車の旅が終わりました。
そんな妄想ができそうな景色が広がる、ここは坂出市にある「御供所公園」。平日の昼間のせいか誰もいない公園は蒸気機関車の存在もあって神秘的な雰囲気さえ漂っています。

坂出市 御供所公園 SL機関車

SL機関車と聞いて「銀河鉄道999」か「ハリー・ポッター」のどちらが思い浮かぶかで明確に年代が分かれそうですが、ワタクシは999の方です。そんなことはどうでも良くて、初めて間近で見たSL機関車の重厚感と存在感を伝えたいと思っているわけですよ。
一言で表すと「黒い鉄の塊」。おいおい!一端のまるつーライターが、そんな簡単な言葉で表現しちゃうのかよ!とツッコミがあるのもわかります。でも鉄道素人が思った素直な感想でした・・・。 鈍く黒光りする車体、新車時の輝きはいかほどだったのか、わけのわからないパイプの数、開くのか固定なのかわからない蓋のようなもの、車輪の大きさ、どこを見てもロマンですよね!

坂出市 御供所公園 SL運転席

写真では少しわかりにくいですが、ハの字に空いてる部分に後ろの炭水車からスコップで石炭を入れる様子を映画や漫画で見たことがあります。小さい頃の機関車ごっこで両腕の肘を直角に折り曲げて前後に動かしながら「シュポシュポ」とやってましたが、実際に中の人は身体全体を使って前後に動いてたんですね。いや、大変な労力だったでしょう。

坂出市 御供所公園 SL機関車

奥に見えるバスの補助席みたいな椅子が運転席なんでしょうか?

坂出市 御供所公園 SL機関車

先頭には「C58 295」の車体番号があります。1941年に製造され「シゴハチ」という愛称でよばれているようです。蒸気機関車の代名詞として有名な「デゴイチ」は「D51」で、銀河鉄道999のモデルは「C62」という型で「シロクニ」だそうです。

坂出市 御供所公園 石碑

なぜ坂出の公園にSLがあるのか?など詳しい説明は立派な石碑がありましたので、それをご覧いただくとして(編集長!手抜きじゃありませんよ!) 石碑の最後に記載のある、この機関車の走行距離がとてつもなく気になりました!地球を52週したことになってます!でも52週といっても周るのが赤道部分か北極点付近かで、だいぶ距離に違いがでるぞって意地悪な考えが浮かんだ性格の悪いワタクシは地球の赤道部分の外周の数値を使って計算してみました。

2,091,872(走行距離) ÷ 40,075(赤道部分外周) = 52.1963221
しっかり赤道部分を52週してました!疑ってすみません(汗)

香川県内には他にも高松市高松市番町二丁目公園と四国旅客鉄道多度津工場に「シゴハチ」が保存されているようですよ。皆さんも閑静な公園でひときわ存在感のある「シゴハチ」の重厚感を目の前で感じてみてください!

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