まるつー編集部に数枚の写真が送られてきました。ピンク色のバッタ!? 明るいというよりは、ちょっと一杯ひっかけてきてほろ酔い状態のサラリーマンの顔といったちょうどよい薄いピンクです。珍しいバッタですが発見したのはなんと5歳児!
こいつぁ我々もじっとしてられないってことで探し・・・いや、現地でドタバタするのも嫌だし出発前にちょっとでも情報を得ようと調べてみると・・・
ピンクバッタの遭遇率1%・・・100匹に1匹
これを少ないと感じるのか、ちなみに私の感想は「意外と高い」と出発前からすでに発見できるだろうと余裕ぶってます(笑)
到着したところは土器川沿いにある「竜王子供の遊び場」すべり台やブランコ、鉄棒があるこじんまりとした遊び場です。奥にあるお墓に参りに来たついでの子どもが遊ぶ風景が浮かびますね。
今はブランコが壊れていて立ち入り禁止のテープが貼ってありました。
早速腰を昆虫の目線くらいまで落として捜索開始です!
つい最近まで気温が高かったので地面には10~15センチ程度の草が生えていて、堤防側には30~40センチの草が覆い茂ってます。さっそく正面にてんとう虫発見!こうやって昆虫をじっくり見るのっていつぶりなんでしょ。ああ、仕事で日々消耗しきってる身体が癒やされる・・・
草むらからは虫の鳴き声も聞こえ、雨で一段と気温が低いせいかすっかり秋の雰囲気です。
しかしどこにピンクバッタがいるのか・・・見当もつかないのですが、とりあえずバッタがいそうな(どこよ)方へ歩みだし、草むらに足を一歩踏み込んだ途端、小さな虫がブワっと舞います。一瞬これ以上歩くのを躊躇してしまうくらいの虫の量でしたが、どうしてもピンクバッタを見つけたい一心で二歩、三歩と踏みしめる足にも力が入ります。でも背中が痒くなってきた(汗)
何歩目かを踏み込んだ時に茂みの中から少し大きめの虫がパタパタと羽音をたてて飛んでいくのを確認!「おっ!大きさからしてバッタでしょ!」
草の音がなるべくしないようにそ〜と小走りで近づくとあっさり逃げられました・・・音がしないと思ってるのは自分だけで昆虫からすると雷以上の音と振動を感じるんでしょうね。
右往左往するうちにどんどん飛んでいかれてしまう。子どもの頃はもっと簡単に捕まえれたと思うんですけどね〜、自分が甘かった。
一通り現場を荒らした後にようやく写真が撮れたバッタのお姿です。どこにいるかわかります?彼らの擬態能力は凄すぎます!おそらく結構な数のバッタが存在しているはずなのに・・・バッタも人間ごときには見つかるわけにはいけないと必死です。
広場内を行ったり来たりしながら、木の根元には明らかに食べたらダメそうなキノコを発見したり、井戸っぽいものがあったりと、バッタとは関係のないものばかりが目に付く始末。
気分を変えて堤防沿いの草むらを歩いていると緑の中に少し赤っぽい虫が一匹とまってます。
これ・・・ピンクじゃないですか?
服の繊維1本も当たらないようにゆ~っくりとスマホを取り出して近づき過ぎないように・・・さらに望遠にしてパシャリ!。
これは!頭から背中にかけて少しピンクっぽくないですか?ピンクでしょこれ!一人で何度もピンクという言葉を繰り返してました(笑)
若干薄いピンク色ですが、今日は気温が低くて雨というのもあって発色が悪いのかも。それとも時期と共にピンク色が薄くなっていくのかもしれないですね。という事にしましょう(笑)
ホッとして帰ろうとすると、広場の近くにひと際目を引く紅白の塔が建ってます。ピンクのバッタを見つけた時のサプライズなお祝い!?
ラジオ送信所のようです。あの高い塔からラジオの電波が送信されているんですかね?そういえば車内のラジオがいつもより鮮明に聞こえてたかも(笑)