いきなりですが皆さんは井戸はお好きですか?ワタクシは大好きでございまして、月に1回ペースで各地の井戸を紹介してます。なぜ井戸に惹かれるのか?そこには必ず歴史があるんですよね。
というわけで今回の井戸は「ビリケ井戸」です!変わった名前ですね~。どんな歴史があるんでしょう!
ビリケ井戸
いい雰囲気ですね~。見るからに歴史のありそうな井戸です。手押しポンプもあるじゃないですか。
しかし、こういった類のポンプは飾りだけで壊れていたりすることが多いんですよね~っと思いながら取手を握るワタクシ。すると手のひらにわずかな抵抗感が伝わってくる・・・
こいつ動くぞ!
テンションの上がったまま力を込めてポンプを数回上下させてみることに。
ギュボー!ギュポー!
(擬音の表現は人それぞれです・・・)
想定してた3倍くらいの大きな音が出て、恥ずかしくなり思わず周りを見渡す・・・「よし!」っと誰もいないことを確認してから再度ポンプを上下させてみると・・・
ポンプの中の水かさがどんどん上がって上部から水が溢れんばかりになったところで、じょぼじょぼっと穴の先から水がでてきました。水を吸い上げたのが久しぶりだった為か最初は泥水のような濁った水が出てきて「これは出してはいけない水を出してしまった」と不安になりましたが、だんだんと透明の水になってきたのでホッとしました。井戸の水がさぞ冷たいんだろうと思って触ってみると、以外にもぬるーいお風呂って感じの温度でした。
小屋の中には「この水は飲めません」との注意書きがあります。皆さんも絶対に飲まないようにしてください。
説明書きによると「空海が杖で掘り当てた」という伝説があるようです。どっかで聞いた話だなぁと記憶を探ると、以前取材した宇多津の井戸も「法然上人が杖をかざすと水がでてきた」とありましたね。今でも残っている井戸には相応の言い伝えが残っているんですね。
宇多津の伝説井戸の記事はこちら↓↓↓
今も語り継がれる伝説の井戸を探せ!
「ビリケ」の由来に関しては詳しくは書かれていないのですが、アイヌ語の「ピリカ」と言葉が似てるともありますね。ピリカとは「美しい」「きれいだ」「豊かだ」という意味のようです。響き的には「ビリケンさん」とも似てますよね。個人的には某漫画のペリカを思い出してましたが。
詳しい由来をご存じの方いましたら是非教えてください!
田尾坂公園
最近はすっかり暑さも和らいできましたので、せっかくだから井戸の周辺を探索してみます!
近くには最近新しい駐車場が完成し便利になったと話題の田尾坂公園があります。すぐ上に高速道路の高架があるので、今日のような雨の日でも気にせず遊べるんじゃないかと思いましたが、やはり雨の日は濡れてますね(笑) 個人的な感想ですが雨量の割には遊具も少ししか濡れてないし、水たまりも少なくて多少の雨なら遊べるかもって思いました。夏場は日差しを遮ってくれて、一部では全天候型公園と言われているとかいないとか・・・
公園内を探索していると広場の奥に犬小屋を発見!田尾坂公園で犬飼ってるの?だが犬小屋にしては屋根が低くて平べったい。こんな平べったい犬小屋はダックスフントくらいしか入れないんじゃないかと。
いきなり動物が出てきたら怖いので、おそるおそる近づいていくと、「これは!」噂には聞いたことがある「自動草刈りロボット!」ですよ。夜な夜な公園の草を自動で刈ってくれるという働き者です。初めて実物を見ましたが、遊園地のゴーカートくらいの大きさですね。子供なら乗れちゃうかも(絶対に乗っちゃダメです!) 車体は泥だらけですがグレーを基調としたデザインは未来的でカッコいいですね。動いてるところを見てみたいものですが夜しか稼働しないようなので、働いてる姿を見るのは難しそうですね。家庭用のお掃除ロボットみたいな動きなんですかね?疑問は尽きませんが、周りに雑草が少ないのはこのロボットのおかげでしょうね。
草刈りロボットの記事はこちら
坂出市内の公園で「作業ロボット」が草刈りしてる!
本街道
田尾坂公園の向かいには細い道が東に続ています。この道は本街道と呼ばれていて、この場所が西の端で商店街、坂出駅の北を通り金山の33号線と合流するまで続いているようです。
標識の英語表記ですが「Honkaido」が一瞬だけ「ホッカイドウ」に読めました(笑)
坂出八幡神社
住宅に挟まれた、車がギリギリすれ違えるくらい細い本街道を東に歩いていくと、灯籠や松の木など雰囲気のある建造物が現れました。どうやら八幡神社の参道のようですね。そういえば坂出八幡神社では、10月19日(土)、20日(日)に恒例の秋祭りが開催されます!ワタクシも参加したことあるんですが、この細い本街道を太鼓台が何台も通って参道に入っていくんです。
この一直線の参道は神社の境内に繋がっていて、普段は参拝の車が数台停まっているだけですが、これが祭りの日になると両側に所狭しと屋台が並び人があふれ、その真ん中を数十人の担ぎ手を引き連れた太鼓台が十数台通るというカオスな状態になります。普段は厳かな雰囲気の神社周辺が年に2日間だけ異常な盛り上がりを見せます。
そしてこの境内に太鼓台が一同に集まります。人と太鼓台と屋台とでごった返しな雰囲気で熱気ムンムンです!坂出市内はこの時期になると町中がザワザワとし落ち着かないんですよね。毎日どこかしらで太鼓の音が聞こえたり担ぐ練習をしていたりしてます。祭りが待ちきれないといった感じですね。お祭りに行く方は是非普段の雰囲気と比べてみてくださいね。
坂出八幡神社秋季例大祭の記事はこちら↓↓↓
坂出市で「坂出八幡神社秋季例大祭」が2024年10月19日(土)、20日(日)に開催される!19日(土)は「第九回讃州坂出夜太鼓共演」もあるみたい