今回は、坂出市林田町周辺の崇徳上皇(すとくじょうこう)ゆかりの地付近を散歩してきたのでご紹介します!
「雲井御所」は地図だとこちら↓↓↓
「崇徳御遊所池」は地図だとこちら↓↓↓
坂出市林田町周辺
雲井御所
最初に訪れたところは雲井御所です。周辺は民家と田畑に囲まれた静かな場所なので、散歩してるといつもの生活を忘れさせてくれます。ただし道路は細道でクネクネと曲がったところが多いので自転車や車には注意が必要です。
雲井御所は保元の乱に敗れた崇徳上皇が讃岐の地に配流(はいる)された時、まだ御所がなかったので仮の御所として滞在した場所と言われています。
しかし都とは違って草深い田舎の生活だったので淋しくなり、いつか都に帰りたいと思いながら約2年の間、この仮の御所で過ごしたそうです。
ちなみに雲井御所の雲井って誰かの名前?と思いましたが、ここで詠まれた和歌「ここもまた あらぬ雲井となりにけり 空行く月の影にまかせて」にちなんで呼ばれるようになったということで人名じゃありませんでした(汗)
長く時が過ぎて御所の場所もわからなくなってましたが、1835年(天保6年)に高松藩主 松平頼恕(まつだいらよりひろ)が場所を推定して、現在の林田の地に雲井御所之碑が建立されたということです。
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崇徳御遊所池
さらに北に行くと崇徳御遊所池が現れます。この池は崇徳上皇が先程の御所に滞在してた時に「松ヶ浦」の景色を気に入って何度も訪れていたそうです。しかしこの池、そんな昔から存在してるんですね!
大正年間末期までは「崇徳院御遊所池」と刻まれた碑があったそうですが、現在は大正14年11月に上皇聖跡敬仰会(じょうこうせいせきけいぎょうかい)と町民が一体になって、池の周囲に柵を作り、碑を建てたものが残っています。
場所
雲井御所
坂出駅から県道16号線を林田方面に15分程度進み、綾川を超えたところを左折して約100mのところにあります。
崇徳御遊所池
坂出駅から車で15分程度のところにある林田運動公園から南に約50mのところにあります。
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移動手段のメインが車の時代だし、通勤と買い物の繰り返しをしていると身近にある歴史が刻まれた場所にはなかなか行く機会がありませんよね。たまには散歩がてらにでもそういった場所を巡ってみるのもいいですよ♪