今回は宇多津町今市のおすすめスポットとして、西光寺をご紹介します!
宇多津町今市 西光寺
本堂
鎌倉時代創建の浄土真宗のお寺です。
境内には城郭伽藍の様式があるほか、東部・南部の土堀には鉄砲狭間があります。
また、「船屋形茶室」などの県指定文化財があります。引用元:宇多津町観光協会公式サイトより
鎌倉時代に創建・・・を、もう少し詳細に調べてみると、1208年に法然上人が今の場所より南にある鍋谷に草庵を建立したことに始まるそうです。ほほー、ちなみに宇多津には、法然上人が日照りで苦しむ地元の人々のため、杖を突くと岩間から水が湧いて出た、という伝承を持つ「法然上人杖堀の井戸」も残っています。場所は鍋谷にほど近い青の山なので、がぜん伝説が真実味を帯びてきますね。おぉー、オラ、ワクワクしてきたぞ。
以前にまるつーで紹介した「法然上人杖堀の井戸」記事はこちらから↓↓↓
今も語り継がれる伝説の井戸を探せ!
船屋形茶室
境内にある船屋形茶室です。多度津藩の御座船---当時の公家や大名などの遊興用の船・・・現代だとセレブ所有のクルーザーですね。その船の上部を西光寺に移築し、茶室として転用したものだそうです。江戸時代の御座船の姿をほとんどそのまま残した大変貴重なもので、普段は上の画像のように焼き板できっちりと覆いがされていますが、公開時の資料画像(下画像参照)をみると、その壮麗さと雅な雰囲気にため息が出ますね。ううむ、こんな茶室でお茶をいただきながら「苦しゅうない」とか言ってみたい。
徳川光圀書状
続いてのお宝は、なんとあの黄門さまこと、徳川光圀の書状です(某鑑定団風に)。ついつい「じーんせ〜い♪」と口ずさみそうになった方、お友達になりましょう。
史実ではあの時代劇のように日本全国を旅していたわけではないそうですが、歴史書の編纂、文化財の保護活動を積極的に行っており、この書状も朝廷の伝統的な行事、儀礼についてまとめた本のタイトルを零元天皇に名付けてほしい旨を書いてあるそうです。のちに礼儀類典(れいぎるいてん)と名付けられた書物は、計515巻にものぼるそうです!ひえー、諸国漫遊してる暇がない!
「KBN×まるごと中讃つーしん」コラボ動画
情報を網羅する人気サイト「まるごと・中讃つーしん (まるちゅー:旧 丸亀つーしん)」 と、坂出・宇多津のケーブルテレビ局「KBN」、そして坂出・宇多津のコミュニティFM局の「エフエム・サン」がコラボをして動画内でさらに詳しくご紹介しています!!
「KBN × まるごと中讃つーしん」コラボ動画↓↓↓
ちなみにこの西光寺は坂出の寿町に支坊があり、そこには以前にご紹介した塩田開発の立役者、久米通賢さんのお墓があります。ご興味のある方はぜひそちらへも足をのばしてみてくださいね。